フリーレントとは
こんにちは、少しご無沙汰しております。
米満です。
今日はみんな大好きフリーレントについてお話したいと思います。
私は不動産業界6年目ですが、フリーレントという言葉は不動産業界にいるから当たり前に知っているのか、そもそも不動産業界に入る前から知っていたのか・・・全く思い出せません!
まず、みなさんはフリーレントをご存知でしょうか。
フリーレントはフリー(無料)レント(借りる)という文字通り、無料で借りることを指します。
無料で借りる!!??
「タダほど怖いものはない。」常日頃私はそう考えているので、無料と聞いて「ひゃっほ~」とすぐ両手を挙げるわけにはいかないのです。
良いこと(メリット)の裏には必ず悪いこと(デメリット)があるに決まっている!そう感じる人は、警戒心が強い人、素晴らしいです。
賃貸物件の募集情報によくある「フリーレント1ヶ月」は、要するに引渡し日から1ヶ月は家賃がタダという意味です。
中には「フリーレント2ヶ月」「フリーレント3ヶ月」というオフィス物件までも・・・
3、3ヶ月タダ・・・・
そんなことしてもらってさぞかしこちらにデメリットが・・・と普通感じますよね。
しかし!フリーレントにはデメリットはほとんどありません!(本当に・・・?)
と疑っているかもしれませんが、本当にほとんどありません。ほとんどです。(ほとんどがポイント)
というのもフリーレントは借りる側にはもちろんのこと、貸す側(オーナー)にもメリットがあるからなのです。
貸す側(オーナー)にどんなメリットが???
賃貸業をしているオーナーさんは家賃収入を得ているわけですが、その収入の儲かり具合(言葉汚くてすみません)は利回りというもので表現します。
利回り=年間の賃料÷売却価格
例えば家賃10万円の物件があり、もしそのお部屋を2500万円で売却するとしましょう。
10万円×12ヶ月 ÷ 2500万円 = 0.048 で 利回り 4.8%ということになります。
ちょっと難しいですが、簡単に言えばこの利回りの数値が多ければ多いほど、より儲かる物件ということになりますね。
よく家賃を交渉する方がいらっしゃいますね。
10万円→9万円になりませんか?等、では9万円に値引きしたとしましょう。
そうすると利回りは
9万円×12ヶ月 ÷ 2500万円 = 0.0432 利回り4.32%と低くなってしまいました・・・
なのでオーナーさんは家賃は下げたくないのです。
代わりに利回りに響かないフリーレントをつけ、さらに1年や2年以内に退居した場合は違約金をつけることがオーナーさんのメリットと言えるのです。
【借りる側のデメリットは違約金】
さきほどお伝えした通り、デメリットはほとんどありませんが、フリーレントをつけると大抵の場合違約金が発生するようになります。
1年以内に退去した場合は違約金として賃料の1ヶ月分etc...デメリットはこの程度でしょうか。
オフィスの場合は住居の場合よりフリーレントの交渉がしやすいかもしれません。
内装工事に2ヶ月かかるから2ヶ月つけてほしい、今のところがあと3ヶ月家賃払わなければならないので3ヶ月つけてほしい、などなど
フリーレントの交渉は珍しいことではありません。また広ければ広いほどフリーレントの交渉はしやすいでしょう。
ただ交渉する際は、相手の気持ちに立って交渉しましょう。
「フリーレントつけていただければ、契約は〇〇までに早められます」など
基本ですが、貸す側、借りる側お互いが協力し合って気持ちよく進められるようにしましょう。
また、それをお手伝いするのが我々仲介業者の役目なので、ぜひご協力させてください!
まずは相談だけでもぜひ!